飛騨高山・木曽山脈を巡って
- yutaro yamada
- 2020年6月28日
- 読了時間: 4分
2020/02/14 岐阜県高山市
二日目は、岐阜県の高山から旅を再開した。
飛騨高山の中で、有名な観光場所と言えば、古い町並みである。
高山駅から、徒歩5分くらいでつくため、アクセスはしやすかった。
高山は、江戸時代より城下町、商家町として発展をしてきた。
今も古い町並みとして、江戸末期から明治中期に建てられた屋敷が残り、そこに、造り酒屋や料理やなどの老舗の暖簾が軒をつらねていた。
昔ながらの屋敷が残る街自体の風情から、"飛騨の小京都"と呼ばれる所以が感じ取れた。

そして、古い町並みから少し外れると、宮川朝市という朝市が開催されていたので、立ち寄った。
飛騨高山の食べ物と言えば、前日に食べた高山ラーメンのほかに、飛騨牛もよく知れわたっていると思う。朝市では、地元の野菜だけでなく、飛騨牛を使った串焼きやコロッケなども売っていた。

自分は、朝食として、腹をこしらえるために飛騨牛を使った牛多子焼を購入した。
中のトロトロ感と飛騨牛の柔らかさがフィットして美味しかった。

次に、高山陣屋という大きな屋敷に向かった。
高山陣屋は、飛騨が徳川の直轄領となってからは、代官や郡代がここで飛騨の政治を行っていた場所である。非常に立派なお屋敷であり、当時の公共事務所の様子をしっかりとみて学べた。

屋敷の前には、かわいらしい雪だるまが鎮座していた。

ちょうど高山陣屋を見終わったころ、お昼時だったので、
昼食として、前日から計画を練り楽しみにしていた、飛騨牛の焼肉を食べに行った。
今回は、JAひだグループの飛騨牛焼肉専門店である「味蔵天国」という場所に伺った。
飛騨牛は、口の中にいれると、とろけるような柔らかさで、とてもおいしかった。

日本アルプスの三つの山脈が言えるだろうか?
中学生のころ社会の授業中にならったことはあると思うが、
三つとは、飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈のことある。
飛騨地方は、前日の白川郷から当日の高山を通じて十分に堪能できた。
そのため午後からは、日本アルプスである、木曽山脈付近の地方に行ってみようと思い、
特急ひだに乗車で、いったん美濃太田を目指した。
特急ひだのなかでは、飛騨高山でかった、飛騨美酒の蓬莱と、飛騨高山カップを飲み、かなり酒に酔いながら高山線内の車窓を楽しめた。
高山線は、岐阜と富山間を通る電車であるが、今回は飛騨高山から富山までの標高の高く急な渓谷やその他、見どころのある区間に乗ることができなかったので、次回また、機会があればその区間を乗車したいなと思った。

美濃太田駅に到着したら、木曽方面にでるために、太多線に乗り換えた。
太多線は、名前のとおり、美濃"太"田から、"多"治見までの区間を走る路線だ。
今回は、中央西線に乗り換えを行いたかったので、終点の多治見まで太多線に乗車した。

多分、首都圏に住んでたり馴染みがある人なら、中央線ときけば、読んで字のごとく東京の中央を東から西へ横断するあの路線が思い描けるだろう。
実は中央線じたいは、東京から山梨を超え長野方面までつながっている。こちらは、中央東線と言われる。
よく新宿駅で目にする、特急あずさやかいじは、こちらの路線を通っている。
しかし、一方、その長野方面の塩尻駅から名古屋方面にむかっての路線もある、
これが中央西線である。この中央西線と中央東線を合わせて中央本線と言われる。
つまり、中央線とは、東京から、長野方面まででてさらにそのまま山を越えて名古屋方面まででる一連の路線すべてをさせるのであった。
少し話が脱線してしまったが、今回は、多治見から、中央西線に乗り換えた。
山々に囲まれ、木曽山脈に近づいていく車窓を楽しみながら、まずは、中央西線では、中津川駅で下車をした。
中津川は、五街道の中の一つである中山道の宿場町の一つである。
そのため、昔の宿場町の風情を残した町並みであった。


中津川駅をあとにして、また中央西線に乗りなおして、長野方面へ乗り続けた。
途中から、日がすっかりおちかけてきて、車窓から見える、田舎風景の中、木曽山脈にみえかくれする夕日が、とても情緒あふれる気分にならしてくれた。
真っ暗になってしまったが、森と川がとてもよさそうな場所だなと思って、何も知らない場所であるが、急きょ上松(あげまつ)駅という駅に下車した。
降りた時間のせいか、駅員もいなく、無人駅となっていた。
"ようこそ森林浴の上松へ"このフレーズにいいなと思った。

街頭もなく、あたり一面がただただ真っ暗だったが、森の中にはいり、さらに川の音を頼りに森林浴を楽しみながら散歩をした。

back to nature を一通り楽しんだ後、上松駅に戻り再び中央西線に乗り換え長野方面を目指した。
そして、二日目の終点地とした 松本駅に到着した。
松本には、一年に3回以上はくるくらい馴染みのある場所なので、とても自分の知っている世界に帰ってきたのだと余韻に浸りながら、長野名物の山賊焼きをたべにいった。
写真で見てわかると思うが、毎度ながらとにかく大きかった。
生ビールとの相性も最高すぎて幸せ気分に浸れまくった。

食後の運動ということで、駅から15分くらいかけて夜の松本城を見に行った。
ライトアップのおかげで、暗闇の中で、一段と白と黒のコントラストが生えて、より一層"カラス城"としての姿を強く印象付けされた。

2020/02/14 終了
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