学祭期間中、たまりに溜まった旅への欲を抑えられなかった話。
- yutaro yamada
- 2021年11月19日
- 読了時間: 6分
2021/10/29
この日は、学祭休みで、講義はなかった。そのため、ゆったりと研究活動のために、キャンパスに行こうと思い、いつも通り中央線に乗っていたら、吉祥寺を過ぎたあたりで、
急に、どこかへふらっと、旅に出かけたくなってしまった。
そのため、とりあえず、隣の駅の三鷹で急遽下車をした。
まあ、いいよね、だって、学生だしね(どういうこと)
そして、みどりの窓口で、三鷹駅から、小田原駅までのチケットを購入。

んでも、普通、小田原から三鷹までのチケットを買うと、
中央線と東海道線によるルートで、値段が 1694円になる。
今回のチケットは、4840円。普通で買うより、約3倍程度である。
なんで、このような値段であるのかというと、山梨と静岡県側を経由する大回りなチケットの買い方をしたからである。
具体的な経路としては、三鷹から甲府までの中央本線、
甲府から富士までの身延線、富士から小田原までの東海道線である。

まず最初に今回は、三鷹から猿橋 (山梨県) まで移動した。
電車で移動すると、乗り換え具合にもよるが、1時間10分以上くらいはかかる場所である。
猿橋は、日本三奇橋の一つであり、他に類を見ないほど珍しい構造であり、橋脚を全く使わない特殊なものであった。ちょっと以前に、いびつであるため、少しばかり気持ち悪く感じた。

地元の学生もこの猿橋を使用して登校していた。


その後、甲州街道に沿って、猿橋から大月まで、1時間ウォーキングを行った。
4割程度の色づきだけであったが、紅葉を眺めながらのウォークであったため、道中、辛いことはなく、楽しく甲州街道を少々ばかりであるが、行脚することができた。

大月駅からは、また中央本線に乗って、甲府駅へ。
甲府駅に到着したら、夜飯として、ほうとうを食べに行った。
毎度ながらになってしまうが、今回も、駅前の"小作"にて、ほうとうを食べに来た。
今回は、いつも頼む、"かぼちゃほうとう"ではなく"豚肉ほうとう"を注文した。
夕方とはいえ、甲府は、肌寒くて震えるレベルの寒さだったので、ほうとうが、体の
芯から沁みわたって、幸せの極みだった。
豚肉だからこそ、味噌ベースの汁になじみ、柔らかく食べやすく箸が進み、美味しかったが、口いっぱいに広がっていくカボチャのピュアな甘さが、恋しくもなった。今度来た時は、久々に"かぼちゃほうとう"のほうも食べたいなと思った。
いつもここに来ると、馬のもつ煮を頼むのも習慣化していたが、今回は、お腹のキャパ的に余裕がなかったので、残念ながら回避。

完食後、甲府駅から"身延線"に乗車。
身延線は、言わずと知れた秘境路線である。なぜ、秘境路線かというと、まず始発の甲府から、終点の富士まで、2時間30分程度とかなりの長距離路線であるからであり、また、富士山を横目に身延山などの山間部を走るため、雄大な景色を眺めることできるという点があるからである。自分史上、好きな路線トップ5に入る路線であるが、今回は夜のため、そこまで特色のある景色を見ることができずに少し残念だが、それを含めて、乗り鉄活動を楽しめた。

長距離乗車の疲労にあてられて、これ以上の移動ができないと判断し、急遽、富士駅付近で宿泊することにした。
しかし、好条件の富士駅付近の宿泊場所が見つからなかったので、一番近くで好条件で泊まれるホテルがあった新富士駅に行くことにした。
でも残念ながら、新富士駅は、新幹線のみの駅であるため、在来線の富士駅からは、かなりの距離を歩かなければならなかった。そのため、眠気と耐えがたい疲労の中、20分程度かけてどうにか宿泊先に移動し、その日は、爆睡。

2日目は、新富士駅でお迎え。昨晩は、夜だから、気が付かなかったが、富士さんの近さに感動した。普段、自分の住んでる場所からは、富士山をみえることがほぼないため、改めて、富士山を眺めることの素晴らしさを身をもって感じた。また、まず昨日と同じように富士駅まで20分かけて歩いて移動した。

そして、東海道線を利用して、富士駅から、吉原駅へ移動。
吉原駅に到着後、長年ひそかに乗りたいと思い続けていた"岳南電車"に乗り換えをした。
岳南電車は、全長10km程度と短いが、全区間で、富士山の眺めがよいことで有名な点であったため、乗りたかった路線であった。
この日は、720円で購入できる一日フリー乗車券を購入。
ちなみに、当時、ちょうど季節的にハロウィンであったため、車両が可愛くラッピングされていてとても可愛かった。また、そのため、そのラッピング目当ての小さな子連れの家族も幾人か乗車していた。

写真の通り、車窓から見える富士山と、ハロウィンの内窓が相まって、ある意味この時期にしか味わえない乗り鉄の旅ができた。

途中、岳南富士岡と岳南江尾駅にそれぞれ下車をした。
岳南富士岡では、いくつかの車両の展示が行われていたので、ここでも。親子連れがたくさんいて、なんかほっこりした。


今まで乗りたかった岳南電車を無事、走破することができたので、また、吉原駅に戻り、東海道線に乗車をし、沼津駅へ向かった。
沼津駅にも、かれこれ来るのは、5回目以上となるため、底知れぬ安心感につつまれながら、商店街をお散歩。もうかれこれ、数年以上もアクアと一緒に街が成り立ってて、改めてとても温かい地域だと思った。

ちょうどお昼の時間であったため、商店街を超えて、沼津港まで歩き、ランチを食べに行った。この旅では、山に行くことが多かったので、久々の港町となり、リフレッシュな気持ちなった。
ちな、もちのろんのこと、沼津港では、地魚の海鮮丼を食べた。

沼津散策を楽しんだ後、また東海道線にのり、三島駅に行った。
今まで、三島には降りることがなかったので、とても新鮮な気分で散歩ができた。
三島では、三島大社に行った。七五三祝いのシーズンであるためか、しっかりとした服装をした家族連れなどが多かった。あと、七歳とか五歳とかの子供ってこれはこれで可愛いなって思った。畢竟、子供っていいな、いつか僕もこうやって子供の祝いをやりたいなと思った(そんな日が来るかどうかは知らんけど。)

三島駅からは、熱海駅にいったんより、伊東線に乗り換え、来宮駅にいった。
ここも前々から来たいと思っていた場所であったので、今回本当に来れてよかった。

なんで、ここの駅に来たかったのかというと、パワースポットとして、有名な"来宮神社"の最寄り駅であったからだ。
どうにか、今後、大学院を卒業できないかと神様にお願いをし、パワーをもらってきた。(僕をどうにか、修了でさせてくれよ。)

お参りを終えてからは、熱海の中心街までお散歩をした。
週末だから、海に人がたくさんいた。周りがにぎやかだから、なんか海を眺めているだけで、とにかく楽しかった。

度重なるお散歩で、この日も疲労感is 半端なかったので、熱海の温泉につかった。昔からある温泉のお店だから、質素だが、なんか言語化し難いが、ザ、温泉って感じがして、気持ちよくつかることができた。
また、以前、友達ともこの日航亭で温泉につかりに来たことがあったから、ノスタルジーな気持ちになった。最近、連絡してないけど、社会人として、元気にしているかな。

温泉を満喫し、終点地として選んだ小田原に移動。
無事二日かけて、チケットを完走。
半年ぶりの長距離ひとり旅だが、日常では、感じれないワクワク、冒険心を養いなおすことができたので、旅にでかけてよかった。

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