top of page

氷見線と世界遺産の五箇山、白川郷の合掌造り集落巡り

更新日:2020年4月24日

2020/02/13 6:00



今回の旅は、富山駅からスタートをした。

氷見線にのるべく、まずは高岡駅へ移動した。


氷見線とは、富山県の高岡駅から氷見駅まで累計区間16.5kmのJR西日本の路線だ。

富山湾岸沿いを走行するため、車窓が人気があり、近年だと”ベル・モンターニュ・エ・メール(愛称:べるもんた)”という観光列車も運行している。


氷見線 高岡~雨晴

高岡駅の氷見線に乗り換えホームにつくと、小さなホームには溢れんばかりの高校生がいてとても、賑やかだった。氷見線は、2両編成だったので、大量の高校生が乗って、国分寺駅の朝の上りの中央線と同じかそれ以上に混雑していた。車内で人が押しつぶされている様子が、地方の電車には相応無い、その光景に少しおかしく驚いた。


高岡駅を出て最初のほうは、ずっと住宅の中を合間縫って進んでいった。

しかし、越中国分駅を通過してからは、富山湾と向かい合うように走行をした。

湾岸ぎりぎりを走行しているため、車窓を眺めているとすぐ下に海岸をみることができ、とても見ごたえのあるものだった。どこか秋田と青森県を通っている"五能線"の車窓を思い出させるようであった。


そうこう車窓を楽しんでいるのもつかの間、今回の第一目的地、氷見駅の1駅手前である、雨晴駅に到達した。

なんと、雨晴駅に着いたとたん、雨晴(あめはれし)駅なだけに、今までずっと雨が降っていたのに、ぴたりと雨が止んだのだ。そのおかげで、虹も見えだしたりして、とても清々しい気分になった。


万葉集でも詠まれている 雨晴海岸 

雨晴駅から、5分間ほど富山湾に沿って、雨晴海岸に行った。

そして、そこには、雨晴の名前の所以になった義経岩があった。

1187年、義経一行がにわか雨から雨宿りをした岩である。

義経が、そこでにわか雨が晴れるように祈ったから雨晴という名前がつけられたらしい?


富山湾の先には、雪が積もる標高3000m台である立山連峰が見え、その雄大さに感動が止まらなかった。

強いて言うなら、天気が完璧なる晴れでなかったので、立山連峰がくっきりとは見え切らなかったところが少し惜しかった。

しかし、この風景が、ちてもとても僕の琴線に触れたことは変わらない。



また、この雨晴海岸の様子は、三十六歌仙に数えられているかの有名な”大伴家持”が”万葉集”で和歌としてまれている。


「馬並(な)めていざ打ち行かな渋谿(しぶたに)の清き礒廻(いそみ)に寄する波見に」



奈良時代に生きた大伴家持も、富山湾の青い海と雪が積もる白い立山連峰の様子に感動したのだろうなと思った。時代を超えても、感動を与え続けるこの景色に感謝、エモイ気分に浸りすぎて、その場に座り込みただただ、思わす物思いにふけてしまった。


雨晴を満喫しきり、次にどこに行くか決めてなかったので、色々熟考した結果、世界遺産の合掌造り集落巡りにいこうと決めた。

しかし、時間の関係上、そうすると、氷見漁港で寒ブリを堪能をするを断念せざるおえなくなったのでそれがとても苦渋の決断であった(笑)。


世界遺産 五箇山集落へ

雨晴駅から、再び氷見線に乗って高岡駅へ戻った。

そして、高岡駅から出ている高岡駅から、五箇山や白川郷に行ける世界遺産バスの片道フリーきっぷを購入した。

大人2000円と、とても格安でうれしかった。

バスに乗って、高岡を出て、みんな大好きp.a.worksがある城端を通過して、富山と岐阜の県境である山奥へ進んでいった。

当たりが雪景色一色になりバスで出発して1時間30分が立ち、世界遺産の五箇山 の相倉合掌集落に着いた。


五箇山は、相倉合掌集落と少し離れた場所にある菅沼合掌集落の二つが世界遺産になっている。今回は時間の関係上、相倉合掌集落にしか行けなかった。


相倉合掌集落には、合掌造りが20棟ほどあった。

合掌造りを観察してみると、雪が滑りやすいように、屋根の勾配が60°くらいはあった。

雪深いという厳しい環境に適応するための工夫というのが感じられた。


山奥の中にただひっそりとたたづむ合掌集落、 眺めていて、心が落ち着くの一言に尽きる。何にも代えられない、幻想感、非日常感、なにもかもが素晴らしかった。


ちょうどお昼の時間だったので、せっかくなので、相倉合掌集落で、郷土料理を食べてみた。


”豪華すぎるほどの山菜のパラダイス”

今後も、人生でこんなにまで山菜を食べることがあろうか、否無いだろう。


山菜も実に楽しめたが、何よりも頼んだメニューの中でも”五箇山豆腐”という豆腐がとても新鮮だった。

普段何気なく食べる豆腐とは、食べた感触が異なり、水分が少ないために固かった。

肌触りも絶妙に異なるせいか印象的な経験だった。

また、機会があれば、食べたいなと今でも思う。


他にも、山菜うどんや、おにぎりなど主食のほうも充実し、

全体的に、予想以上に量が多いし大きくて、完食するまで、30分くらいかかった。

山奥の寒村で、こんな贅沢をできるとは思わなかったのですごく幸福感に満ち溢れていた。


白川郷  いざ行かん約束の地へ

相倉合掌集落散策を堪能しきったら、また世界遺産バスに40分ほど乗り、岐阜県に入って白川郷に訪れた。


白川郷も五箇山と同じく、世界遺産に合掌造り集落として登録されている。

しかし、山の合間にひっそりと現存している五箇山の2つの相倉、菅沼合掌集落とは異なり、白川郷は比較的山の平地の部分に、他の二つとは規模が違うレベルでたくさんの集落が集まっている場所だった。そのため、本当の意味での"集落感"はあった。つまるところで言うと、観光地感がもろに出ているなとも感じれた。


他の二つに比べては、幻想感や非日常感はないのかもしれないが、現代において合掌づくりと共存して生きていく、人の営み、生活、とりあえず日常というのが説に感じられて、それが僕にとって"非日常"に感じれた。

白川郷と聞けば、何かを思い出せる人はいるかもしれない。



僕が、この世で一番好きなゲームであり、人生に多大な影響を与えた、


"ひぐらしのなく頃に"のモデルとなっている場所である。


自分は、ゲーム版をPCとDSとPS4などの色々なハードで、何週もしたことがあるが、

実は、アニメ版は見たことがない。

アニメ版は、14年以上前の放送であるが、結構人気だったので、知っている方もいるのではないのだろうか?


ちなみに、7月からリマスターして再アニメ化するから期待大である。僕もそれまでに、久々に、ゲームを何週かしようと思う。



つまり、白川郷は、歩くだけでどこもかしこもが聖地巡礼になるので、心ウキウキでルンルンでエモイ気分に浸り続けて何もかもを楽しんでしまった。


  


そんなこんなで、白川郷集落の中にある、白川八幡神社というところにいった。

ここは、好きなヒロインの実家でもあり、物語のとてもターニングポイントとなる場所だったので是非訪れたかった。(早口)


案の定、神社の絵馬は、みんな、ひぐらしのなく頃に にちなんでいた。



これは、国の重要文化財の和田家、白川郷集落の中では、最大規模の大きさをほこる合掌づくりだった。

結構、有名なため、見覚えのある人はあると思う。


せっかくなので、和田家の中を見学させていただいた。

屋根裏では、生糸の栽培のために、蚕を飼育していたことなど、寒村の中で、どのように昔の人々が生活していったのかなどが学べた。


そして、最後に丘の上から白川郷集落を一望をした。

このアングルでは、よく写真として使われていることが多いので、もしかしたら、これを読んでる人も滞在的にこの写真をみても、これが白川郷かって自分で何かを納得するかもしれない。



五箇山と白川郷は、どちらも合掌造りの集落として世界遺産に登録されている。

しかしながら、どちらも同じものではなかった。


五箇山は、山奥にひっそりと現存していて幻想的なため非日常感が感じられ素晴らしいかった、

一方、白川郷は、大規模な合掌集落なため、合掌造りの日常感が感じられ素晴らしかった。


どちらもどちらなりの特色が感じられるので、ぜひ合掌造りを見に行くなら両方とも行くべきだと切に思った。


飛騨高山へ

白川郷はしゃぎまわった後、しっかりもう夕方になっていたので、どこに泊まるか考えた。

色々思いついたが、せっかく岐阜県にいるということで、とりあえず、飛騨高山で一夜を過ごすことを決めた。



白川郷から、飛騨高山までは、高速バスで1時間ほどでついた。

飛騨高山駅についたら、すっかりもう夜になっていた。



ここに来たからには、夕食には高山ラーメンを食べると即決できた。


高山ラーメンは、あっさり醤油味で、非常に食べやすく、するする体に入っていった。

端的に言うと、THE 中華そばって感じであった。


また、ラーメンだけでは、物足りなかったので、飛騨牛の牛すしを食べた。

他になんと形容したらわからないほど、トロトロしていた。


その瞬間、飛騨牛、すごいと感動を覚えたので、翌日には、飛騨牛専門の焼肉屋で焼肉を食べることを決意したのであった。



その後、一日散々歩き回ったため疲れた成果、ホテルについてすぐに寝てしまった。




2020/02/13 終了


Comments


IMG_3656.JPG
About Me
  • Twitterの社会のアイコン
  • Instagramの社会のアイコン
  • SoundCloudが社会のアイコン
  • Flickrの社会のアイコン
  • YouTubeの社会のアイコン
Join My Mailing List

​都内の大学の理工学部に通っています.

旅行と読書と走ること写真を撮ることが大好きです.

好きな食べ物はラーメン.

モットーは何気ない日常から眷恋.

モラトリアムという名の学生期間を少しでも

濃いものにできるように日々様々なことを嗜み

各々に対して邁進していきたい.

9 秒9 秒前送信しました

 

© 2018 by Going Places. Proudly created with Wix.com

bottom of page