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人生で初めて"どじょう"を食べた話

更新日:2021年11月4日

先日、たまたま読んでいた歴史小説の中に、どじょう鍋を囲む描写があった。しかし自分は、これまでどじょうを食べたことがなかったので、その描写に対しイマジネーションが働かず、とても気になってしまった。なので、思い切って、どじょうを食べに行こうと思った。


今回は、浅草駅から徒歩数分程度の場所にある どぜう 飯田屋 に食べに行った。

江戸、慶応に創業のどぜう業界では、かなりの老舗の店であるらしい。


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どぜう飯田屋につきはしゃぐ漏れ


ちなみに、上記の店名からわかるように、"どじょう"のことを業界用語では、"どぜう"と記すらしい。これは、四文字では縁起が悪く、三枚ののれんに書けないという理由から、発音の近い「どぜう」の文字を使用したことが、由来しているらしい。


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どぜう飯田屋の主なメニュー看板


入店して、まず最初に、どじょうの唐揚げを食べた。

これは、どじょうの稚魚を揚げて塩を少しまぶしてあるものであった。


揚げているおかげで、骨も身も柔らかくなっているため、何も気兼ねなく数口でパクパク食べれてしまった。味は、魚特有の苦さや主張が激しくなく、塩がほどよく効いていておいしかった。

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どぜうの唐揚げ(ごぼうを添えて)


次に、一番楽しみにしていた、“骨抜き鍋”を頼んだ。これは、読んで字のごとく、あらかじめ、どじょうの骨を抜いた状態で出てくる鍋であった。


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どぜうのほねぬき鍋


豪快に、鍋いっぱいにネギを入れ、どじょうの身がしっかりとたれに馴染むまで、熱し、煮込んだ。


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その後、山椒と七味をつけて、食べた。

鍋にしても、臭みもなくあっさりとした白身の味わいが感じられ、とにかく食べやすいの一言に尽きた。


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次に、南蛮漬けを頼んだ。

これもまた、言うまでもなく、美味しかった(何度でもいえる)。

どじょうの柔らかい食感に、少し甘酸っぱさが濃いめのタレが染み渡っていて、箸がよく進んだ。これを食べたことにより、鍋を食べている時以上に、お酒が飲みたくなった。(このご時世だと認めつつも、お酒が飲めないことが、本当に悔しく思った。)


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どぜうの南蛮漬け


最後に締めとして、どじょう汁を頼んだ。

このどじょう汁に関しては、とにかく濃厚であった。どじょうのヌメヌメ感が、汁全体を通しても感じることができた。締めとして頼んだのに、予想以上に、お汁の主張が強くて、白ごはんが一緒に食べたくなった笑


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どぜう汁


とりあえず、人生初めてのどじょうは、予想以上に優しい味わいであったため、食べやすく美味しかった。


ぜひ機会を見つけてまたどじょうを食べにいきたいと思った。





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​都内の大学の理工学部に通っています.

旅行と読書と走ること写真を撮ることが大好きです.

好きな食べ物はラーメン.

モットーは何気ない日常から眷恋.

モラトリアムという名の学生期間を少しでも

濃いものにできるように日々様々なことを嗜み

各々に対して邁進していきたい.

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