“辛い”という漢字だけを見たら、どんな読み方が頭によぎるのか。
- yutaro yamada
- 2020年11月10日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年4月16日
いきなりだが、
“辛い”
という漢字だけを見たら、あなたは、何て読むのだろうか、
“つらい”だろうか?、それとも“からい“だろうか?
皆さんも日頃から、たくさん目にし会話でも多用しているこの二つの言葉は、面白いことに同じ漢字で表記される。
僕は、以前から、この事に違和感を覚え、とても気味悪く感じていた。
それと同時に、何気なく多用され、表記されているこの言葉を、何も考えずに見せられたら、人は、第一印象でどう読むのか気になった。そのため、以前 Twitterのアンケート機能を用いて、FF内の方々に尋ねてみた。
その結果、図に示すように、以下のようになった。
つらいは、70%
からいは、29%

よく考えると、この事実に対して、僕は、違和感を覚えた。
僕らは、この漢字表記された言葉”辛い“は、日常生活の中で目に触れるという観点では、“からい”の方が多いと思うからだ。
様々な食料品に関連するコンテンツでは、もちろんのことながら、"辛い"は"からい"として多用され我々の日常で日々溢れている。
例えば、スーパーでも行けば、キムチなどが売られているコーナーなどで必ずみられる。
しかし、我々の日常では、"つらい"として絶対的に多用されるコンテンツは、少ないのではないのだろうか。
よって、"からい"より、"つらい"が、先に思い浮かべる人が多いということは、
たくさんの人が、社会につかれ、うちひしがれている、現代社会の闇を垣間見れた(暴論)。
また、基本的に、小説などの文芸コンテンツ中に、"辛い"という漢字が出てきたとしてら、どちらの読み方で読むのか、前後関係からわかるだろう。
しかし、“辛い“を述語とした場合に、何かしらの主語を置くと、”からい“、“つらい”、どちらで読むのか分からなくなる曖昧な場合があるのではないのだろうか。
今のところパッとは思いつかないけど、見つけられたら面白いなとは感じた。
改めてということで、最後に、それぞれの言葉の意味の見直しと”辛”の漢字の作りから、なぜ、同じ表記になるのか考えてみる。
つらい
1 他人に対して冷酷である。非情である。むごい。
2 精神的にも肉体的にも、がまんできないくらい苦しい。苦しさで耐えがたい。
3 対処が難しい。困難である。
4 人の気持ちを考えない。つれない
からい
1トウガラシ・ワサビなどのように、舌やのどを強く刺激するような味である。
2 (鹹い)塩気が多い。しょっぱい。「―・い煮つけ」⇔甘い。
3 甘みが少なくさっぱりとしていて、ひきしまっている。酒の味などにいう。「ワインは―・いほうが好みだ」⇔甘い。
4 評価の基準などが厳しい。「―・い採点」⇔甘い。
"辛"
この漢字のつくりは、象形文字からきており、刺青をいれるために使われた針をあらわしているらしい。
従って、上記2つの言葉の意味を鑑みると、刺青をいれることの痛さ、“苦しさ”から、"つらい"という読み方があてられ、それとおなじような"苦しさ"が、味覚的に感じることを"からい"と読み方に当てたのではないだろうか。知らんけど。
とりあえず、上記すべてを鑑みると、(何も総括しないと)
人生は、とにかく辛いことが多いし、圧倒的に甘口でなく辛口だから、カレーくらいは辛いものでなく、甘いほうが僕はよいと思います。ついでに、彼女も。
畢竟、
"カレーと女の子は甘口の方が良い"
以上、よろしくお願い致します。
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